県は24日、主に14歳以下の子どもがかかるマイコプラズマ肺炎が流行していると注意喚起した。県内の小児科から報告があった患者数が20日までの1週間で196人となり、調査を始めた2006年以降で過去最多を更新。県は手洗いなどによる予防を呼びかける。
マイコプラズマ肺炎は細菌による感染症で、症状は発熱や頭痛のほか、3~4週間ほど続くせきが特徴。患者の約80%が14歳以下。
県内55カ所の小児科を調査対象とする1週間ごとの患者数はここ数年、数人~数十人で推移していたが、今年は9月30日~10月6日に143人、10月14~20日に196人を記録した。
県疾病・感染症対策課は「今後も感染者の増加が予想される」として、せっけんによる手洗いの励行、マスク着用などのせきエチケットの徹底を求めている。