マイコプラズマ肺炎、過去最悪の水準で流行

病原性微生物「肺炎マイコプラズマ」に感染して発症するマイコプラズマ肺炎が過去最悪の水準で流行しており、厚生労働省は手洗い・うがいの徹底や、せきのひどい人にマスクの着用を促すなどの予防を呼びかけている。
 同省によると、週単位の患者数は今年6月下旬以降、統計を取り始めた1999年以降で最多の水準で推移。今月中旬までの累計患者数は1万2675人に上るという。
 マイコプラズマ肺炎はせきが長期間続くのが特徴で、せきのしぶきや患者との接触などで感染する。発熱やだるさ、頭痛などの症状を伴い、重症化すると死亡することもある。潜伏期間は2~3週間と長めで、患者の8割は14歳以下の子供という。
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