●仕事に役立つ調査データ:
消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
LINEリサーチは、マイナンバーカードに関する調査を実施し、約5000件の回答を得た。マイナンバーカードに希望する機能を尋ねた結果、1位は「健康保険証として利用できる」だった。
「マイナンバーカードでできたらいいなと思う事は何か」と聞くと、全体の1位は「健康保険証として利用できる」、2位は「公的証明書を発行できる」、3位は「運転免許証として利用できる」という結果になった。
男性の1位は「健康保険証として利用できる」(44.4%)、2位は「運転免許証として利用できる」(44.3%)、3位は「公的証明書の発行に関する手続きができる」(40.6%)だった。
女性の1位は「公的証明書の発行に関する手続きができる」(38.8%)、2位は「カードを紛失したときに、追跡ができる」(36.9%)、3位は「健康保険証として利用できる」(35.5%)となった。
年代別にみたところ、10代では「履歴書として利用できる」が、20~30代では「引っ越しに関する手続きに利用できる」、30代以上では「公的証明書の発行に関する手続きができる」が他の年代より高い傾向にあった。
●マイナンバーカードを持っている人の割合は?
「マイナンバーカードを持っているか」と尋ねると、「持っている」(68.4%)が最多で、「持っていないが、これから作るつもり」(18.2%)、「持っていないし、作るつもりもない」(10.7%)と続いた。
持っている割合を年代別にみると、10代では55%、60代では79%となっており、年代が上がるほど高くなる傾向がみられた。また10代では「わからない/マイナンバーカードを知らない」の割合が高くなっていた。
調査は2022年12月1~3日の間、LINEユーザーを対象にインターネットで実施。調査対象者は日本全国の15~64歳の男女、有効回収数は5254サンプル。