マイナポイントの登録サービスはPayPayとWAONが上位 理由は?

 ICT総研は、8月31日にマイナポイント利用状況に関する調査結果を発表。インターネットユーザー1万708人へのWebアンケート調査をまとめたもので、調査実施時期は8月19日~8月20日。6月29日に発表した「マイナポイント利用意向調査」の続編となる。

 マイナポイントを「聞いたことがある」という回答者は合計87.5%で、前回調査時(2020年6月)と比較して34.8ポイントアップ。「内容を把握している」は36.8%で、前回調査時から22.7ポイントアップしている。

 マイナポイントを「登録している」人は16.6%、「登録していない」人は83.4%という結果になった。「登録していない」とした回答者8934人のうち3002人が「今後、登録・利用したいと思う」と回答し、「登録している」「今後、登録・利用したいと思う」の合計は4776人で、全回答者の44.6%にあたる。

 マイナポイントに登録したキャッシュレス決済は「PayPay」が選択率22.3%でトップとなり、次いで「WAON」が12.0%、「楽天カード」が11.0%と続く。以下「d払い」が6.7%、「au PAY」が6.4%、「楽天ペイ」が4.3%、「nanaco」が3.6%、「Suica」が3.4%、「楽天Edy」が3.3%、「イオンカード」が3.0%、「dカード」が3.0%、「メルペイ」が1.4%、「LINE Pay」が1.4%となった。電子マネーやクレジットカードなどと比べ、全体的にQRコード決済を選択した回答者が多くなっている。

 登録したキャッシュレス決済を選択した理由は「ふだん利用しているキャッシュレス決済だから」が72.3%で最多となり、「国からの還元以外の特典が魅力的だから」が22.3%、「多くのお店で使えると思ったから」が17.9%、「信頼できる事業者だと思ったから」が7.7%、「登録が簡単そうだと思ったから」が6.9%、「よく聞くキャッシュレス決済だと思ったから」が5.2%となった。PayPayを選択した回答者は「多くのお店で使えると思ったから」が27.5%と、他のキャッシュレス決済と比較して多く、WAONを選択した回答者は「国からの還元以外の特典が魅力的だから」を挙げた比率が41.3%となった。

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