マクラーレン・レーシングが14日(木)に現在ルノーに所属するダニエル・リカルドと2021年から“複数年”に及ぶ契約を結んだことを正式に発表した。
12日(火)にはフェラーリとセバスチャン・ベッテルが今季限りで決別することが発表されたばかりだが、新型コロナウイルス問題によりいまだにシーズン開幕を迎えることができていない中、2021年に向けたドライバーの去就に大きな動きが出始めている。
マクラーレンは2021年のリカルド獲得と同時に、現在ドライバーを務めているカルロス・サインツが今シーズン限りでチームを去ることも認めている。サインツに関してはベッテルの後任として来季はフェラーリに移籍することが確実だと考えられている。
これにより、マクラーレンの2021年のドライバーラインアップは現在30歳のリカルドと20歳のランド・ノリスという組み合わせになる。
マクラーレン・レーシングCEOのザック・ブラウンは次のように語っている。
「ダニエルとの契約は我々の長期的計画における新たな前進であり、ランドと共に、ワクワクするような新次元をチームにもたらしてくれるだろう。これは我々にとってもパートナーにとっても、そしてもちろんファンにとってもいいニュースだ」
「そして、マクラーレンのパフォーマンスリカバリー計画を手助けし、素晴らしい仕事を成し遂げてくれたカルロスにも敬意を表したいと思う」
また、チーム代表を務めるアンドレアス・ザイドルも次のように語っている。
「ダニエルはレースで勝者となれるドライバーであることを証明してきているし、彼の経験と献身、そしてそのエネルギーはトップに返り咲くというミッションを持つマクラーレンにとって貴重なものとなるだろう。ダニエルとランドがチームメートとなることで、私は彼らがファンを楽しませ続け、チームの成長を助けてくれであろうことを信じている」
「カルロスは本物のプロフェッショナルだし、一緒に仕事ができてうれしく思っている。今年は彼と共にレースを楽しんでいきたいと思う。彼がチームを去るときには、そのキャリアにおける次のステージがうまくいくことをみんなが祈っている」