マコモダケの収穫がピーク 大衡

宮城県大衡村大衡の減反田で、イネ科の多年草マコモの茎で食用となる「マコモダケ」が収穫期を迎えている。
 マコモダケは、マコモの根元部分の茎が「黒穂菌」の働きで膨らんでできる。柔らかいタケノコのような食感でほんのり甘く、天ぷらやきんぴら、中華料理などにして食べる。
 村教育長の庄子明宏さん(66)が、農業中川嘉一さん(80)の減反田約500平方メートルを借りて5月上旬に150株を作付けした。堆肥を与えて育て、今月中旬に収穫を始めた。
 11月中旬までに400キロ超の収穫が見込まれ、村内外の農産物直売所やスーパーで販売している。庄子さんは「皆さんから『甘くておいしい』『どんな料理にも合う』と好評だ。村の新たな特産品になってほしい」と期待する。

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