米ツイッターを買収した起業家のイーロン・マスク氏は9日、「15億のアカウントのユーザー名を解放する」として、長期間ログインしていないツイッターの「休眠アカウント」を削除する方針を発表した。
削除対象についてマスク氏は、「何年もの間、ツイートやログインしていないアカウントだ」と自身のツイッターに投稿。休眠アカウントの削除によって、登録済みだった15億分のユーザー名を新たに使用できるようになるという考えを示した。
米ツイッター社はこれまでも、長期間使用していないアカウントが削除される可能性があると公表してきた。2019年には、6カ月以上ログインしていないアカウントを削除する方針を示したが、世界中のユーザーから「故人のアカウントは見られなくなるのか」などの批判が続出。削除方針を一時停止した経緯がある。(菊地直己)