マツタケ、ちょっと身近に…国産豊作で3割安

秋の味覚の王様、マツタケが、今年はちょっと身近になりそうだ。

夏に雨が多く残暑が短かったため、国産品が近年にない豊作。価格も昨年より3割ほど安くなっている。

東京の日本橋高島屋にある青果店「京都八百一」では、岩手県産のマツタケが1箱(4、5本入り、約300グラム)3万5000円(税込み)で、例年より 3割程度安い。山田真伍副店長は「進物用に買う客が多い。今年のマツタケは香りが良く品質がいい」と話す。西武池袋本店でも、国産マツタケが昨年より 2~3割安く、売り上げが2割増えたという。

青果卸大手の東京青果によると、9月の国産マツタケの取扱量は昨年同月比13%増。岩手産は1キロ・グラム2万4000円程度で約1割安かった。林野庁の統計では、国産マツタケの生産量はここ数年、10~40トンで推移しており、今年は昨年の42トンを上回りそうだ。

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