マツダが、ロータリーエンジンを搭載したスポーツ車「RX-8」の欧州での販売を終了することが7日、明らかになった。現地の新しい排出ガス規制「ユーロ5」に適合しなくなるためだ。
欧州向けモデルは広島県の本社工場で生産しているが、6月に生産を終了。在庫がなくなり次第、販売を停止する。日本や米国など欧州以外での販売は継続するとしている。
マツダは03年から欧州でRX-8の販売を始め、04年の販売台数は1万8525台に達したが、09年は1128台にとどまっていた。
排ガス規制は世界的に強化されており、ホンダも4ドアセダンのスポーツ車「シビック タイプR」の生産を8月末で終了する予定で、各メーカーはハイブリッド車などエコカーへのシフトを強めることになりそうだ。