マツダ、主力車種「CX-5」にEVモデル 25年春ごろの量産検討

マツダが主力車種の中型SVU(スポーツ用多目的車)「CX―5」に、電気自動車(EV)モデルを加える検討をしていることがわかった。現在はエンジン車のみの展開だが、2025年ごろとみられる全面改良にあわせてEVモデルを投入し、電動化対応を加速させたい意向だ。 【画像】シェア2%のマツダ、生き残れるか EV化「意思あるフォロワー」で  関係者によると、マツダの本社工場(広島市)で25年春ごろから量産する方向で検討を進めている。クルマの基本的な骨格は変えずに、電池やモーターなどを載せられるよう設計を工夫し、EVモデルを生産するよう部品の調達先と詰めの協議に入っているという。  CX―5はマツダの世界販売の3割を占め、会社を支える屋台骨となっている車種。昨年度は世界で34・5万台を販売した。海外でも好調で、主力市場の米国では昨年度の販売のうち半数弱を占めた。売れ筋車種にEVモデルを加えることで、世界的に広がるEV需要に応える狙いがある。

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