マツダ、伊フィアットと業務提携へ

 マツダは、伊自動車大手フィアットと業務提携する方針を明らかにした。
 2人乗りオープンカー「ロードスター」を供給し、フィアットは欧州などで傘下の「アルファロメオ」から販売するとみられる。資本提携は行わない方針だ。
 マツダは2012年3月期連結決算の税引き後利益で、4期連続となる1077億円の赤字を計上するなど厳しい経営が続いている。他社との提携戦略を業績回復の柱とする方針を掲げており、フィアットとの提携で販売拡大を目指す。
 マツダとフィアットは、マツダが開発した低燃費のエンジンなど、環境分野での協力についても検討しているとみられる。
 ロードスターは1989年に発売された。11年末までに約90万台を販売し、世界で最も売れた2人乗りオープンカーとして、ギネスブックにも掲載されている。

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