マツダ(7261)は7日、スポーツカー「RX―8」の生産を2012年6月で終了すると発表した。03年の発売以降、累計で4万9718台の販売実績を持つが、国内外の排ガス規制が厳しくなっており、RX―8の市場規模と環境配慮の投資コストを勘案した結果、生産終了を決めた。
RX―8はマツダ車で唯一ロータリーエンジンを搭載した自動車。生産終了で同エンジン搭載の自動車がなくなるが、マツダは「ロータリーエンジンの研究開発は続ける」と強調している。
RX―8は宇品工場(広島市)で生産している。すでに欧州向けは10年6月、北米向けは11年5月に終えている。12年6月をもって日本のほかオーストラリア、ニュージーランド、インドネシア、マレーシア、シンガポール向けも終了する。〔日経QUICKニュース〕