ママが子どもの小学校入学で慎重に選ぶもの、ランドセルと学習机、そして「防犯グッズ」―小学館調査

ママが子どもの小学校入学で慎重に選ぶもの、ランドセルと学習机、そして「防犯グッズ」―小学館調査
インターネットコム2010年12月21日(火)16:10
株式会社小学館の「小学一年生」編集部は、2011年4月に新小学1年生になる子どもの母親を対象に「子どもの小学校入学を控えての準備品に関する意識調査」をインターネットで実施、2010年12月21日、調査結果レポートを発表した。
有効回答数は500人で、年代は20歳から40歳代。調査期間は、2010年11月13日から11月17日。
それによると、「子どもの小学校入学に際して慎重に選ぶ準備品」について質問したところ、1位は「ランドセル」で89.0%、2位は「学習机」で76.8%、第3位は「防犯グッズ」で65.0%だった。
1998年に調査された「入学時の購入予定のものベスト10」では、1位が「ランドセル」、2位が「靴」、3位が「洋服」で、小学校入学準備品である“三種の神器”の変遷がうかがえる結果となった。
この背景には、少子化に伴い「ランドセル」や「学習机」の市場規模が減少する一方で、子どもが被害者となる事件などにより、親や地域の防犯意識が高まり、「防犯グッズ」をはじめとした「子ども向け防犯用品・サービス」の市場規模の拡大が挙げられるという。
また、「母親が子どもの頃、年齢が上のお子さんの入学時等と比べて、重要性をより感じる入学準備品」を聞いたところ、第1位に「防犯グッズ」(69.2%)、第2位に「ランドセル」(52.2%)、第3位に「筆箱」(36.2%)がランクインし、「防犯グッズ」が2位以降に大きく差をつける結果となり、子ども犯罪被害に対する母親の防犯意識が高まっていることがわかった。
次に、「防犯グッズにあったら良い、または必要と思う機能」について質問したところ、1位は「防犯ブザー機能」で97.0%、2位は「位置確認(GPS)機能」で88.6%、3位は「警備員の現場急行サービス」で85.2%と、“高機能防犯サービス”が上位へランクインした。
「小学一年生」の編集長 塚原伸郎 氏によると、「昔も今も、子どもを安全に守ってやりたいという親の気持ちに変わりはないが、子どもの安全を漠然と願うだけではなく、『そのためにできることを積極的にやりたい』と考えるなど、親の意識は変わりつつある」という。
また、「防犯グッズは最近大きく進化してきているが、子どもの安全を守るのは、親の意識と防犯グッズだけではない」としたうえで、家庭や地域、学校、行政が協同して子どもたちを守る社会を作っていくことが重要と述べた。
小学館では今月8日、小学校入学を控える親子に向けて、安全・防犯関連のお役立ち情報を提供するサイト「小学一年生 子どものための安全防犯大百科(URL http://family.shogakukan.co.jp/special/safety/)」を開設している。

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