マンション発売3割増=6年ぶり高水準—7月・首都圏

不動産経済研究所が12日発表した7月の首都圏(東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県)の新築マンション発売戸数は、前年同月比31.6%増の5306戸だった。3カ月連続のプラスで、7月の発売戸数としては2007年(6409戸)以来、6年ぶりの高水準となった。
 地域別では、東京都区部が3124戸(前年同月は1537戸)、埼玉県が786戸(同349戸)と大幅に増えた。発売月に売買契約を交わした割合(契約率)は81.6%と、好不調の目安とされる70%を6カ月連続で上回った。
 不動産経済研究所は「金利先高観やマンション価格の上昇懸念から『急いで買いたい』という消費者が多い」と分析。14年4月に予定されている消費増税に関しては「増税を見越してマンションを物色し、気に入って購入につながるケースもある」としている。 
[時事通信社]

タイトルとURLをコピーしました