2007年04月12日12時37分
富山市の田村水落設計が構造設計を担当した新潟県三条市内のアパグループの分譲マンション2棟の強度が不足している問題で、両棟とも耐震強度は基準の1に対し、最弱部分で0.85にとどまることが12日分かった。市は「偽装を確認した」として同日午後、正式発表する。田村水落設計が手がけたマンションの居住物件で強度不足が判明したのは初めて。
2棟は「アパガーデンズ東三条ウエストコート」と、隣接して建設中の「同イーストコート」で、市が建築確認した。市は壁の強度を実際より強く入力したと判断し、偽装とみなしたという。
2棟は共に9階建て49戸。「ウエストコート」は05年8月に完成、47戸が入居している。「イーストコート」は6戸が契約し、今年2月末に完成予定だったが、直前に工事を中断した。
これで田村水落設計の関与物件で強度不足が判明したのはホテル4棟、マンション4棟の計8棟になった。
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