ミサイル着弾情報を誤放送 大崎市の防災無線

19日朝、大崎市内全地域の防災行政無線(294基)を通じて「ミサイルが当地域に着弾する可能性がある。屋内に避難してください」との誤った情報が流れた。市担当課の内部向けに試験放送するはずだったが、設定にミスがあり、全域に流れた。

 市によると午前8時28分、全国瞬時警報システム(Jアラート)と連携時の動作を確認する試験放送を実施した。ところが、市内全域に一斉放送されたことに職員が気付き、6分後から「試験放送だった」との訂正情報を断続的に放送。市には問い合わせや抗議の電話、メールが相次ぎ、午前10時半までに約560件に上った。

 市は、北朝鮮の相次ぐ弾道ミサイル発射を受け試験内容をミサイル情報にしたという。高橋英文副市長は「ご迷惑、ご心配をかけて大変申し訳ない。再発防止に努める」と陳謝した。

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