サッカーJ1の鹿島は30日、発行株式の61・6%をフリーマーケットアプリ最大手「メルカリ」(東京都港区)が取得したと発表した。同日、都内で行われたJリーグ理事会で株式譲渡が承認された。公正取引員会の承認を得て、8月末からメルカリが鹿島の経営を行う。
鹿島によると、メルカリはクラブを運営する鉄鋼メーカー大手「日本製鉄」(東京都千代田区)と子会社が所有している株式72・5%のうち、61・6%を取得した。
移行後の持ち株比率は、メルカリ61・6%▽日本製鉄11・0%▽自治体10・8%▽その他企業16・6%。
鹿島はJ1や天皇杯、アジア・チャンピオンズリーグなど20冠を獲得した国内屈指の名門。