モスバーガー」がテイクアウト専門店、新しい試み数多く

モスバーガーで初めてのテイクアウト専門店が27日に東京・新宿にオープンする。「モスバーガー ヨークフーズ新宿富久店」は客席がなく、店舗看板には「TO GO」のアイコンを表示して通常店舗との違いを明確にした。

「TO GO」アイコン

省スペース・省コストでも出店可能で、都心の狭小立地でテイクアウト専門店の需要性を探り、新しい店舗展開の検証を行う。取り扱うメニューも、通常店舗で扱う全商品(ドリンクを含む)から人気の約6割の商品に絞り、利用客が選びやすいシンプルな構成にした。将来的にはテイクアウト専門店限定のセットの販売なども予定している。

メニュー表

また、新型コロナウイルス感染症に配慮し、不特定多数の人が触れるソフトコールや番号札などの代わりに、「番号呼び出しボード 」を採用。隣接するスーパーで買い物をするついでに立ち寄った利用客などは、出来上がり状況が見やすく、自分のタイミングでの受け取ることができる。

さらに、分かりやすい商品提案を実現するためのデジタルサイネージを設置、できたての商品を受け渡すために温度保持機能を高めた棚型のウォーマーも用意した。

軽減税率制度の導入や新型コロナの影響でテイクアウトや宅配ニーズが高まり、モスバーガーを運営するモスフードサービス(東京都品川区)では昨年7月から、おいしさが長持ちするバンズ(パン)を導入、「モスのネット注文」やUber Eatsへの対応も進めてきた。

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