外食大手で禁煙化の動きが広がっています。ハンバーガーチェーンの「モスバーガー」が、すべての店舗を全面的に禁煙とすることを決めました。

2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、受動喫煙による健康被害を防ごうと、飲食店を原則禁煙としたうえで、違反した場合には罰則を科す法案が今の国会に提出されています。

こうした中、関係者によりますと、「モスバーガー」は全国1300余りのすべての店舗を、2年後の2020年3月末までに全面的に禁煙とする方針を決めました。

法案では、煙が外に漏れない喫煙専用スペースを設置することも認められますが、こうしたスペースも一切設けないことにしていて、現在およそ700の店舗にある喫煙席などは順次改修されることになります。

外食業界では、マクドナルドがすでに全面禁煙に踏み切ったほか、ケンタッキーフライドチキンやサイゼリヤがすべての店舗で客席を禁煙とすることを決めていて、法案の成立を前に禁煙化の動きが広がっています。