外務省は13日、モルドバの首都キシニョフの名称表記について、モルドバの公用語であるルーマニア語の発音に基づき、キシナウに変更すると発表した。首都以外の地名についても、同様に変更する。
モルドバでは、親露派が実効支配する「沿ドニエストル共和国」でロシアによるウクライナ侵攻を受けて緊張が高まっており、4月末には連続して爆破事件が発生した。
外務省は変更の理由について「自由と民主主義を希求するモルドバへの連帯を示すことの意義や、モルドバ政府からの要請等を踏まえた総合的な判断」としている。【日下部元美】
