モンテディオ新スタジアム建設へ新会社 JTBなど4社共同出資 ホテルや商業施設誘致へ

 サッカーJ2山形を運営するモンテディオ山形(山形県天童市)は2日、天童市内で2027年夏に開業予定の新スタジアムの建設、運営を担う会社を山形市に設立したと発表した。クラブや旅行大手JTB(東京)など4社が共同出資。民設民営による整備事業が本格的に動き出す。

 社名は「モンテディオフットボールパーク」で、設立は5月31日付。スタジアムやアリーナの施設計画設計などを手がけるソル・レバンテ・スポーツ(東京)、NECグループの金融サービス会社NECキャピタルソリューション(東京)も出資した。資本金は4500万円。

 新スタジアムは現在のホーム、NDソフトスタジアム山形の南隣にある県総合運動公園の特設駐車場の一部3・9ヘクタールに整備する。1万5000人収容規模の球技専用で25年4月に着工予定。周辺に集合住宅やホテル、商業施設を誘致し、試合開催日以外にもにぎわいの創出を図る。

 新会社の社長にはクラブの相田健太郎社長が就いた。クラブは「新スタジアムの整備を通じ、持続可能なまちづくりや交流人口の拡大などを実現する交流・文化発信拠点の創造を目指す」とコメントした。

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