ヤマト運輸、宅急便運賃値上げ

ヤマト運輸は、4月3日から宅急便など届出運賃等を改定。宅急便、宅急便コンパクト、EAZY、国際宅急便の運賃を約10%引き上げる。関東から関東への宅急便80サイズの場合、従来の1,150円が1,230円になる。 【この記事に関する別の画像を見る】 値上げの理由として、資源・エネルギー価格や原材料価格の上昇に伴うインフレ傾向、労働力減少による賃金や時給単価の上昇など、物流事業者を取り巻く外部環境の厳しさが増していることを挙げる。生産性向上などに取り組んできたものの、物流に必要なコストを運賃やサービス料金に適切に反映できていないことに加え、コスト上昇を吸収することが難しくなっているという。 改定率は約10%としているが、サイズ、届け先などにより異なり、宅急便60サイズの関東→関東(現金決済)は従来930円から940円と10円の値上げ、関東→関西(現金決済)は従来1,040円から1,060円と20円の値上げと、改定率は低めに抑えられている。 今後、外部環境変化による影響を適時適切に運賃等に反映させるため、年度ごとに宅急便などの届出運賃等を見直すとしている。 なお、佐川急便も4月1日より値上げすることを発表している。

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