ユナイテッド航空支社長「仙台は重要な拠点」

◎仙台-グアム線 就航25年

米ユナイテッド航空の仙台-グアム線が7月9日、就航25周年を迎える。仙台空港では1990年4月就航のソウル線に次ぐ国際定期路線として、同空港の国際化に寄与してきた。同社太平洋地区営業担当支社(東京)のアリソン・エスプレイ支社長に今後の展望などを聞いた。

-25周年を迎えた。継続できた要因は。
「これまで仙台から約65万人に利用してもらった。利用客だけでなく、宮城県や仙台市、仙台空港、旅行会社の協力で、ここまで続けることができた。運航継続のため、今後も関係者のサポートを頂きたい」
「安定した運航サービスを継続して提供できたことで、利用客にも信頼を得られた。直行便だけに、東京を経由するより3時間早くグアムに到着できる。利便性の高さにも満足感を得られたのではないか」

-ビジネス面で見て仙台空港発着の魅力は。
「グアムと日本の6都市を結んでいるが、仙台は東北地区の窓口で重要な拠点と考えている。だからこそ営業支店も置いている。市場規模で見ても、東北の人口は910万人で大きい。仙台空港は東北の顧客の窓口となっており、大切なパートナーだ」

-今後のビジネス展開は。
「引き続き、この路線で収益を出し、運航を継続していくことが最優先の取り組みだ。仙台では営業も含め、地元の方々と良好な関係を築けており、この関係を継続していく。そして、グアムの良さをもっと広めていき、利用者の拡大に努めていきたい」
「増便について、ことしは冬の時期に可能かどうか検討中だ。需要の動向を分析した上で結論を出したい。定期便でなく、チャーター便や臨時便での対応も考えている」

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