ヨドバシ仙台新ビル、23年4月末開業へ 飲食や衣料品店も 地鎮祭で工事の安全祈る

家電量販大手のヨドバシホールディングス(HD、東京)は28日、仙台市宮城野区のJR仙台駅東口で計画する複合商業ビル「(仮称)ヨドバシ仙台第1ビル」建設工事の地鎮祭を現地で開いた。家電量販店「ヨドバシカメラ マルチメディア仙台」を核テナントに、2023年4月末の開業を目指す。
 関係者約50人が出席。藤沢昭和社長らがくわ入れし、工事の安全を祈願した。ビルは鉄骨地下1階、地上12階で、延べ床面積7万6460平方メートル。5階までは店舗部分、6~8階は立体駐車場、9~12階はオフィスで構成する。複数の商業テナントが入り、飲食施設や衣料品店、食品スーパーなどを検討する。
 ペデストリアンデッキを拡張した上、市道を挟んで建つヨドバシ仙台第2ビル前にエスカレーターを設置。宮城野通方面との回遊性を高める。高速バス4台分の発着所も設ける。
 計画を担当するヨドバシ建物(東京)の安藤修一取締役営業兼管理本部長は「駅東口と宮城野通の沿道を活性化したい」と話した。
 現在、駐車場となっている計画地で11月1日に着工し、店舗部分は23年3月30日、ビル全体の完成は同年4月中を予定している。

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