ヨドバシ新ビル16年春開業 店舗、オフィス2棟建て JR仙台駅東口

 家電量販大手のヨドバシカメラ(東京)が、JR仙台駅東口で進める大規模再開発計画で、旧店舗を取り壊した後に整備する店舗兼商業ビル「ヨドバシ仙台第1ビル」の開業時期が、2016年春に予定されていることが18日分かった。
 計画などによると、12年4月まで「マルチメディア仙台」だった旧店舗は14年度中に解体し、第1ビルの基本・実施設計に入る。環境影響評価(アセスメント)の手続きも進めており、仙台市に12日、環境影響評価方法書を提出した。15年4月の着工、16年3月のオープンを目指している。
 第1ビルは延べ床面積約10万平方メートルの複合ビル。地上8階のA棟には1~5階に自社店舗や飲食店などが入り、6~8階は駐車場となる。地上14階のB棟はオフィス用テナントなどで構成する。
 敷地面積は約1万5500平方メートルで、南側にある既存の立体駐車場はそのまま活用する。
 仙台駅東口と第1ビル、市道を挟んで東側に建設した第2ビルをペデストリアンデッキでつなぎ、利便性を高める。第1、第2ビルを地下通路で結ぶ計画もある。
 「マルチメディア仙台」は、12年4月から第2ビルで暫定営業中で、第1ビル完成後に同ビルに移る。移転後の第2ビルのスペースの利用方法は未定。広報担当者は「仙台駅東口の活性化に役立ちたい。第1ビルに入るテナントについては今後詰めていく」と話した。
 仙台駅東口では、JR東日本が16年3月の完成に向け、東西自由通路の拡幅と大型商業施設の整備を進めている。

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