ラニーニャ現象さらに活発化も 世界気象機関が予測

 世界気象機関(WMO)は11日、南米ペルー沖の海面水温が低くなるラニーニャ現象が少なくとも来年3月ごろまで続き、今後4~6カ月間はさらに活発化する可能性があるとの予測を発表した。
 WMOによると、ラニーニャは今年6~7月にかけて観測され、8月ごろから活発化。日本の酷暑やパキスタンの洪水など異常気象を引き起こす一因になったとみられる。一般的には、日本やアフリカ大陸南東部などで12月から翌年2月にかけて、平年より気温が低くなる傾向がある。
 今年4月まではペルー沖海面の水温が逆に高くなるエルニーニョが観測されている。WMO当局者は「二つの現象が頻繁に観測されたり、活発化したりするのは地球温暖化も影響している」としている。(共同)

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