リンゴ新品種「はるか」 甘い蜜と食感 蔵王町で試食販売会

宮城県蔵王町でブランド化を目指すリンゴの新品種「はるか」の試食販売会が25日、同町遠刈田温泉の神の湯前広場であった。
 町内の生産者13人でつくる「蔵王はるか会」が多くの人に魅力を知ってもらおうと企画し、ことしで2回目。生産者5人が出店し、収穫が始まったはるか約600キロを売り出した。はるかを使ったチーズケーキなど加工品の販売もあり、多くの観光客でにぎわった。
 はるかは出荷の目安が糖度16度以上と甘みが強く、シャキシャキとした食感が特長。黄色いリンゴでは珍しく果肉に蜜が入っている。ことしの生産量は6トン程度で、今後、さらに増えていく見通しだ。
 収穫期は12月中旬ごろまで続く。蔵王はるか会の佐藤直樹会長(30)は「蔵王町はナシの産地というイメージが強いが、おいしいリンゴも作っていることを広くPRしたい」と話した。

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