【AFP=時事】(更新)日産自動車(Nissan Motor)、三菱自動車(Mitsubishi Motors)の会長と仏ルノー(Renault)の最高経営責任者(CEO)を兼務するカルロス・ゴーン(Carlos Ghosn)容疑者が日本で逮捕された問題で、ルノーは20日、ゴーン容疑者のCEO留任を発表した。
ルノーは緊急取締役会の後に発表した声明で、19日の逮捕により「一時的に無力化された」ゴーン容疑者に代わり、経営機能を維持するためティエリー・ボロレ(Thierry Bollore)最高執行責任者(COO)がCEO代行に就任すると表明した。
ルノーは、ゴーン容疑者をめぐり「集められたと思われる証拠」にはコメントできないとした上で、日産に対し、容疑者への内部調査で得られた情報をすべて共有するよう求めた。
日仏両国の当局は、日産とルノー、三菱自動車の3社連合の先行きに関する投資家の不安を鎮めようと対応に追われている。【翻訳編集】 AFPBB News