フランスの自動車大手ルノーが日産自動車に対し、正式に経営統合案を提案したことが、JNNの取材でわかりました。
ルノーのスナール会長は先月12日、日産の西川社長に経営統合の意向を伝え、ルノー側は日産に提案する経営統合案の作成などの準備を進めていました。
その後の関係者への取材で、ルノーは日産に対し、経営統合案を正式に提案したことがわかりました。経営統合案は、共同持ち株会社を設立してルノーと日産を傘下に置くことを柱としていて、持ち株会社の本社は第三国に置き、ルノー・日産の両社が同数の役員を指名するとしています。
ルノー側は、日産に対して“対等な関係”を強調することで、統合の実現を目指す狙いがあるとみられます。一方、日産側は、「経営統合の議論は時期尚早」として、現在までにルノーの統合案に返答をしていないということです。(13日11:26)