仙台市若林区の複合施設イグーネ荒井で1日、「さくらんぼフェア」が始まった。施設の雑貨店「good stuff」で、市場になかなか出回らないサクランボを含む10種類を順次販売する。30日まで。
初日は山形県東根市の生産農家「ヤマガタ果園」から仕入れた「佐藤錦」と色の濃い「紅さやか」が並んだ。「紅きらり」「香夏錦」「高砂」「紅てまり」「大将錦」といった新品種や品種改良用種など、地元だけで消費される希少なサクランボも今後登場する。価格は1パック80グラムで450~600円。
仙台市の画家越後しのさんの作品9点も展示。フェアのために描いたサクランボが題材の詩情あふれるアクリル画もある。カフェではサクランボを使ったケーキなども販売し、アートと食をつなぐ場が演出されている。
イグーネ荒井は5日で5周年を迎える。広報の阿部奈保子さん(35)は「日頃の感謝を込めて開催した。この機会にぜひおいしいサクランボを食べ比べてほしい」と語る。