賃貸アパート大手レオパレス21は14日、物件の施工不良問題で不備のある物件が4月末時点で計1万5628棟に上ったと発表した。これまでの公表数から約千棟拡大した。調査を終えた2万1277棟のうち7割超で問題が見つかった。全約3万9千棟を対象とした調査の途上にあるため、不備の数はさらに増える可能性が高い。
不備が判明した1万5628棟のうち、7613棟で屋根裏などを仕切る壁がないといった施工不良があった。残りの8015棟は隙間などの「軽微な不備」とした。随時補修を進める。
レオパレスは10月までに物件の補修工事を終える目標だが、遅れる可能性もある。