レクサス、車種拡大へ スポーツクーペ・SUVを投入

 トヨタ自動車は、高級車ブランド「レクサス」について、年内に車種を拡大する。昨年の東京モーターショーに試作車を出した新型スポーツクーペ「RC」と、スポーツ用多目的車(SUV)の「LF―NX」の2車種を年内に投入する方針だ。
【写真】昨年の東京モーターショーで公開されたレクサスのスポーツクーペ「RC」の試作車=東京都江東区
 レクサスを担当する山本卓・常務役員が3日、記者団に明らかにした。レクサスは現在、セダンの「LS」や「IS」など9車種を販売しているが、「他の高級車ブランドと比べ、スポーツ部門が充実していない」(山本氏)ことから、スポーツクーペなどを加える。
 レクサスは昨年、世界で過去最高となる52・3万台を販売し、今年は55万台以上を目指している。世界で年150万台以上を販売するドイツの高級車BMW、アウディには及ばないが、山本氏は「販売台数は追わず年間50万~60万台の規模を維持したい。車種を充実させ、高級車ブランドとして認められるようにしたい」と語った。

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