福岡県苅田町のスーパーで、レジを通したあと取り消す手口で商品を万引きしたとして、母親と、レジ係をしていた高校生の娘が9日、逮捕されました。
万引きの疑いで逮捕されたのは、福岡県苅田町の44歳の無職の母親と、18歳の高校生の娘です。
2人は去年11月、苅田町のスーパーで包丁やエナジードリンクなど12点、およそ7000円分を万引きした疑いです。
娘はこの店でレジを担当するアルバイトで、母親がおよそ8000円分の商品を入れたカゴを持ってレジに来た際に、商品を一度登録してから取り消しボタンを押す手口で、支払額を1000円程度にしていたということです。
商品の取り消しが多かったことや、ほかの客から買い物に対して金額が少なすぎるという指摘があったことから、店側が警察に相談し、警察が防犯カメラやレジの記録を捜査していました。
警察の調べに対し、娘は「少しでも安くしてあげたいと思って取り消しボタンを押した」と話し、容疑を認めているということです。一方、母親は「私はやっていない」と容疑を否認しています。
警察は母親の指示のもと、2人が去年5月からの半年間で数十件の万引きを繰り返したとみて調べています。