ロバート秋山はCM8社で第3位 起用理由をスポンサーに聞いた

ニホンモニター株式会社が毎年行っている「2018年上半期タレントCM起用社数ランキング」が今月発表され、お笑い芸人「ロバート」の秋山竜次(39)がCM8社(花王、サントリー、久光製薬など)で第3位にランクインした。

ランキング上位には高橋一生(10社)、遠藤憲一(9社)、相葉雅紀(9社)、櫻井翔(9社)、二宮和也(9社)ら俳優やアイドルのそうそうたる顔ぶれ。NHK朝ドラ「半分、青い。」に出演中の斎藤工(7社)よりも上だ。スポンサーに秋山の起用理由を聞いてみた。

「若年層を中心に老若男女に愛されているから」(久光製薬「ブテナロック(R)」担当者)

「男女問わずどんな役柄もこなすスマートなところ」(花王「エッセンシャル」担当者)

幅広い層に秋山は支持されているようだが、きっかけは、フリーペーパー「honto+」が2015年4月から開始した連載記事および動画の「クリエイターズ・ファイル」(秋山がさまざまな職種で活躍する人物に扮してインタビューを受ける架空のドキュメンタリー)にあるようだ。コラムニストの桧山珠美氏が言う。

「『クリエイターズ・ファイル』でファッションアドバイザーや清純派女優、シンクロコーチなどを見事なまでに演じ切り、ユーチューブにアップされた動画は若い人に人気があります。プロと素人の中間ぐらいで遊び心があり視聴者にはちょうどいいのでしょう。スポンサーにとってはCM料も俳優やアイドルに比べて安く、期待以上の演技をしてくれるのでコスパがいい。秋山は年下の女性と結婚していますが、以前は『熟女好き』を公言していたので、年配女性の認知度も高いです」

そんな秋山人気を見込んでCMに起用したのがサントリー。「のんある気分」に出演中で大きな反響を獲得しているという。

「当ブランドの顔である広末涼子さんと共演していただくキャストを探していくにあたって、テレビCMの中だけでなく、テレビCMへの注目度を高め、デジタル上で話題を広げていく力のある方を探していました。秋山さんを起用させていただいた2016年の夏は『クリエイターズ・ファイル』のWEB動画が話題になりました。そこでのんある気分のテレビCMの裏側をWEB動画で描き、秋山さんにご出演いただくことで話題を大きく広げていくことができるのではないかと考え、オファーさせていただきました」(担当者)

秋山の「クリエイターズ・ファイル」の動画再生回数は7000万回超え。これから、ますますWEB動画とCMの融合の流れが加速していきそうだ。

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