ロボットとタクシーで京都めぐり JTBやエムケイなどがツアー販売

タクシー大手のエムケイ(京都市)、JTB、シャープは11日、ロボット型携帯端末「ロボホン」と一緒にタクシーで京都をめぐるツアーを22日から提供すると発表した。「ロボホン」が観光名所の歴史や文化、京言葉などの“うんちく”を説明。英語と中国語も対応可能で、エムケイ広報は「外国人向けにも観光サービスを充実させたい」としている。

ツアーは、JR京都駅から清水寺周辺、八坂神社、平安神宮、南禅寺など約6時間の行程を9人まで乗り合いできるタクシーで観光。位置情報や施設に設置されたビーコン(電波発信器)をもとに、ロボホンが名所について解説する。

JTBとシャープは、今年1〜3月に京都・東山地区を散策するツアー「ロボ旅」の実証実験を実施。20、30代の女性を中心に約100人が申し込み、好評だったこともあって訪日外国人客も対象にしたタクシー観光を企画した。エムケイでも、貸し切りの観光タクシーを利用する外国人客が年々増加しており、さらに取り込みを図る。

最少催行人数は1台で6人。料金は2、3人で「ロボホン」1体を使った場合、1人6千円。17日から予約を受け付け、来年3月末まで実施する。

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