コンビニエンスストア2位のローソンは銀行業に参入する方針を固めた。
金融庁から銀行免許を取得した上で、2016年夏にも三菱東京UFJ銀行と共同出資し、新銀行を設立する方向だ。コンビニ業界首位のセブン―イレブン・ジャパンを中心に運営するセブン銀行や、流通大手イオンが展開するイオン銀行を追撃する。
新銀行はローソン店舗の現金自動預け払い機(ATM)を活用し、預金口座の開設や個人向けの貸し出し、現金振り込みなど、ローソンでは現在対応していな い金融サービスを展開する方向だ。新銀行への出資比率はローソンが95%以上で、三菱東京UFJ銀は5%未満とする方向だ。
ローソンは47都道府県の店舗で計約1万1000台のATMを設置しており、提携する大手銀行や地方銀行の預金引き出しなどに対応している。三菱東京UFJ銀とは、ローソン店舗に設置しているATMの運営で提携している。