ローソンは20日、同社コーポレートサイトを通じ、いわゆる「富士山ローソン」騒動の現状を報告した。屋根越しに富士山が撮影できることから外国人観光客らが殺到し、5月に黒幕が張られた「ローソン河口湖駅前店」のほか、同様の「ローソン富士河口湖町役場前店」の2店舗について「続報」を記した。
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同社は現状として「当該店舗を撮影の目的地にした複数のバスツアーが以前より確認されておりますが、当該店舗の駐車場は大型バスを多数受け入れられる体制にはなっておらず、交通事故発生の可能性もあることから、ローソンはお客様の安全対策を目的に、5月21日にツアーを実施していると確認された旅行会社4社に対して、目的地からの取り下げ要請を行いました」と公表。
その後について「一部削除されたツアーはあるものの、現在も複数のツアーの掲載が継続されています。これらのツアーはローソンが関与しているものではなく、今後も来店されるお客様の安全対策を第一として、目的地からの取り下げ要請を継続してまいります」と説明した。
そして「ローソンは、引き続き地域住民の皆様の生活の環境整備とご来店を頂く皆様への安全対策について、自治体及び警察への相談と連携を進めながら、対応してまいります」とつづった。
同社が報告した6月20日時点正午の対応状況は、以下の通り。
■「ローソン河口湖駅前店」(徒歩でお越しになるお客様が多い店舗)
<道路横断や駐車場・道路での撮影を注意喚起する看板類の設置>
・道路横断や駐車場・道路での撮影を注意喚起する多言語表記の大型看板を駐車場出入口付近に設置(7台の簡易看板も継続設置)
・駐車場出入口のアスファルト面2か所に横断注意喚起のシートサイン設置
・駐車場出入口付近の壁面に道路横断を注意喚起する看板パネルを設置
<警備員配備>
・店舗敷地内での店内・店外のお客様誘導、駐車場整理、清掃を実施する、ローソン手配の警備員配備
※6月中の土日および7月13日(土)~15日(月)の9時~18時の時間帯を予定
■「ローソン富士河口湖役場前店」(車でお越しになるお客様が多い店舗)
・駐車場出入口付に歩道からの写真撮影を注意喚起する簡易看板を2台設置