コンビニエンスストア大手のローソンが、店内カウンターでいれたてを提供するコーヒーで、競業他社同様のセルフ方式を本格的に追加することが７ 日、わかった。店舗スタッフが提供する方式と合わせ、混雑時の対応力を向上させる。現在、全国で１万店超でカウンターコーヒーを展開しているが、このうち １０００～２０００店舗でセルフ方式も併設し、２～３割程度の販売増を狙う。
ローソンが展開する「マチカフェ」では、コーヒーを１杯ずつ店員がいれている。しかし、オフィス街などでは始業前や昼食時に混雑し、行列ができることから、購入をあきらめる客も多く、販売機会を逃していた。
すでに数店舗で、客が自分でコーヒーをいれるセルフ方式の実証実験をしているが、順調に販売を伸ばしたことや、客からの反応も良いことから、今年から本格導入する。
これにより現在、１店舗当たり平均で１日１００杯の販売を大幅に伸ばしたい考えだ。コンビニ各社は、カウンターコーヒーを戦略商品と位置付け、強化を進めている。最大手のセブン－イレブン・ジャパンでは昨年秋に豆を刷新した。
