ワインの炭酸割りが登場 キリン「ワインスプリッツァ」

キリンビールは7日、低アルコール飲料「ワインカクテル ワインスプリッツァ 白」を来年2月8日に発売すると発表した。白ワインを炭酸水で割り、レモンの香りを加えた。ワインを炭酸水で割って飲む「スプリッツァ」というスタイルは欧州などで親しまれており、低アルコール飲料市場で新しい需要を開拓できると判断した。
 キリングループのワインメーカー、メルシャンの白ワインを使っており、アルコール度数は6%。350ミリリットル缶で、実勢価格は148円程度。
 今年の低アルコール飲料市場は前年から3~4%成長し、約70万キロリットルに達する見込み。これまでも、焼酎やウオツカに果汁を加えた酎ハイやウイスキーを炭酸水で割ったハイボールなど、原酒の味わいを生かして飲みやすくした低アルコール飲料が人気を呼んでいる。
 また、キリンは低アルコール飲料で主力の酎ハイ「氷結」シリーズで新商品「青ウメ」を2月29日に発売するほか、糖類を加えていないのが特徴の酎ハイ「本搾り」を今月下旬から順次リニューアルすることも発表。成長が見込める低アルコール飲料に一段と力を入れる。

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