新型コロナウイルスのオミクロン株に対応したワクチンの発症予防効果は71%とする暫定的な分析結果を、国立感染症研究所などのチームが14日、公表した。追加接種後14日以降の値としている。
派生型BA・5がほとんどを占めていた9月20日〜11月30日に関東地方の発熱外来を受診した16歳以上の軽症者を対象に分析。新型コロナ陽性2089人と、陰性1951人のワクチン接種歴を比較した。
オミクロン株対応ワクチンはファイザー製、モデルナ製とも2種類が流通。両社を区別せず分析すると、BA・1対応品の発症予防効果は73%、BA・5対応品は69%で、全体では71%だった。