トヨタ自動車は8日、主力のハイブリッド車(HV)「プリウス」のワゴンタイプ(排気量1800cc)を、4月下旬に国内で発売すると発表した。ガソリン1リットル当たりの走行距離は、国土交通省の測定基準「10・15モード」で30キロ以上と、ガソリンエンジン搭載の小型ミニバンに比べ2倍程度の燃費性能を持つ。米国には今夏、欧州には来年投入する予定だ。
7人乗りの3列シート仕様車は、室内空間を広くするため、小型で軽いリチウムイオン電池を採用。一方、5人乗りの2列シート車には従来のプリウスと同様のニッケル水素電池を載せ、量産効果によるコスト低減を図った。(2011/03/09-06:49)