一年の幸、御神火に祈る きょうどんと祭 宮城県各地

 正月飾りを焼いて納める小正月の伝統行事「どんと祭」が14日、一部地域を除き宮城県内の各神社などで催される。ことしも多くの参拝者が御神火に手を合わせ、東日本大震災からの復興や一年の無病息災、家内安全などを願う。
◎交通規制/国道48号が中心
 大崎八幡宮のどんと祭に合わせ、仙台北署は14日午後5~9時、神社に面する国道48号を中心に交通規制=地図=を実施する。
 国道48号の八幡1丁目交差点から八幡5丁目交差点までは、一般車両が駐停車禁止になる。同区間に交差する一部の市道は一方通行や通行禁止の規制が敷かれる。同区間の北側1車線は歩行者専用とバス乗降場、タクシー乗り場となる。
 車での参拝客向けに、5カ所に計約1040台分の無料駐車場を設ける。開設時間は国見コミュニティ広場と広瀬川牛越緑地、広瀬川澱河川敷が午前9時~15日午前0時、国見小と八幡小が午後5時~15日午前0時。
 北署は「国道48号や周辺道路は例年混雑するので、臨時バスなど公共交通機関を利用してほしい」と呼び掛けている。
◎人出予想/大崎八幡6万人
 仙台市青葉区の大崎八幡宮の点火式は午後4時から行われる。裸参りには13日現在、昨年よりやや多い122団体、約3000人が申し込んだ。参拝者は昨年より1万人ほど少ない6万人を見込んでいる。
 県内の主な神社の人出予想は、岩沼市の竹駒神社が10万人(点火式午後4時)、青葉区の東照宮が4万人(午後3時)、泉区の賀茂神社が2万人(午後3時)、太白区の愛宕神社が1万8000人(午後6時)など。塩釜市の塩釜神社(午後5時)は参拝者数を調べていない。
 昨年のどんと祭は祝日の開催だったが、大雪のため各神社で参拝者数が前年実績を下回った。竹駒神社は「平日開催のことしは、夕方以降の遅い時間帯に訪れる参拝者が増えそうだ」とみている。
◎臨時バス/行きは54便増発
 大崎八幡宮のどんと祭に伴い、仙台市交通局と宮城交通は臨時バスを運行する。経路とダイヤは表の通り。
 市交通局の臨時バスは「仙台駅前」「東仙台営業所前」「霞の目営業所前」と会場を結ぶ。会場行きは計54便、会場発は計56便を増発する。
 当日は交通規制のため上りバス停の「大崎八幡宮前」を30メートル西側、「龍宝寺入口」を150メートル東側に移動する。通常の路線バスの上りは「国見小学校前」で停車せず、迂回(うかい)する。
 宮城交通は、会場と泉区役所前、イオン仙台中山店を循環するシャトルバスを15~20分間隔で運行する。料金は参拝料として500円。イオンは参拝者向けに駐車場約300台分を開放する。
 連絡先は市交通局案内センター022(222)2256、大崎八幡宮社務所022(234)3606。

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