一族経営からの脱却できず!ジャニーズ事務所新社長就任報道の東山紀之 関係者が明かす「期待と不安」

事務所創業61年、激震続きの業界盟主の行方は果たして……。

ジャニーズ事務所創業者・ジャニー喜多川前社長による長年にわたる所属タレントへの性加害問題をめぐり、外部専門家で構成された再発防止特別チームはジャニー氏の性加害を認定。事務所の解体的出直しを図るため、藤島ジュリー景子氏(57)へ社長辞任を正式に要求した。9月4日に配信された週刊文春電子版によると、その後任として白羽の矢がたったのが東山紀之(56)だという。キー局社員が語る。

「イギリスの公共放送・BBCによるジャニー氏の性加害報道は瞬く間に世界中を駆け抜け、日本国内でも大きな社会問題へ発展。騒動の鎮火の兆しは、いまだにまったく見えません。

逆風下の新社長就任は火中の栗を拾うような難事ですが、事務所出直しのアピールにはクリーンかつ多数所属するタレントを束ねる経験と信頼が必要です。すでに事務所幹部に就任し、所属最年長となる東山さんの社長就任は、極めて妥当な判断と思います」

’15年の放送開始から今夏まで9シリーズ続く人気刑事ドラマ『刑事7人』(テレビ朝日系)で主演を務め、同局日曜朝の情報番組『サンデーLIVE!!』ではメインキャスターも務めるなど、高い知名度を誇るヒガシ。事務所出直しにはこれ以上ない適役と思えるが、一方で新社長就任への不安要素も囁かれているという。芸能プロ関係者が明かす。

「昨秋、ジャニーズ副社長を電撃退社した現『TOBE』社長・滝沢秀明氏(41)は、タレント活動を引退し裏方に専念。次々と事務所改革を断行する一方で、舞台プロデューサーや演出家としても辣腕を発揮。

さらには『Snow Man』や『SixTONES』といった若手有望株を続々デビューさせ人気グループへ押し上げるなど、たしかな実務能力を持っていました。それだけの覚悟や腕を東山さんが持ち合わせているかは、実際のところ未知数です」

不安要素は他にも存在する。前出・芸能プロ関係者が続ける。

「ジャニーズ退所タレントが相次いでいますが、ジャニーさん、メリーさん、そしてジュリーさんがいない事務所で、さらなるタレント離反の可能性は否めません。東山さんが新社長に就任しても所属タレント残留にどの程度の抑止力が働くのか、この点も現時点では未知数です」

さらに不安要素は外部にも存在する。資生堂が高級メンズ化粧品のCMキャラクターにキムタクを起用することを白紙撤回したことが報じられたように、他にも何十社もあるスポンサー企業の多くが、ジャニーズタレントの起用に難色を示しているとされる。

「性加害報道が公になってまもなく、外資系スポンサーや広告代理店などでジャニーズタレントを外す動きが一斉に加速しました。性加害認定されたことで、その流れはより強まります。ジャニーズ性加害問題当事者の会の動きもさらに活発になることで、事務所を取り巻く数々のネガティブイメージ払拭は、容易ではありません。

東山さんは立場もあり、一連の問題に対して自分の主張を最低限に留めてこられました。そのためか世間的には『事務所を擁護する人』という印象がついてしまっている。そうなるとスポンサー企業も、素直に契約できるか……。難しい部分はあると思います」(大手広告代理店関係者)

前途多難な船出が予想される東山新社長。新生ジャニーズの未来やいかに……。

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