一足早く実りの秋 涌谷

 涌谷町吉住の農業黒沢重雄さん(66)の水田で19日、極わせの独自品種「おもてなし」の刈り取りが始まった。猛暑や台風11号に見舞われたが順調に生育。おもてなしを作り始めて最も早い稲刈りという。長男伸嘉さん(37)がコンバインに乗り、自宅近くの約30アールで刈り取り作業を行った。ことしは6、7月の高温期も夜の気温が低めに経過し、生育環境に恵まれたという。出穂は7月16日で最も早かった。黒沢さんは「しっかりと実り、収量も例年並み」と話した。
 収穫したコメは21日から、個人の顧客らに発送する。取引する関東の生協には週明けから出荷する。黒沢さんは「新米を楽しみにしてくれるお客さんのために一日でも早く出荷したい」と語る。

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