三陸のイケメン漁師活写 カレンダーデビュー

東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島3県の若手水産業者を紹介する「東北漁業男子カレンダー2016」が発売された。震災からの復興や地域の発展を目指し、三陸の海でなりわいに打ち込む男たちの姿を紹介。漁師らの「かっこよさ」をアピールしている。

作製したのは内外出版社(東京)。宮城県内の若手水産業者でつくる「フィッシャーマン・ジャパン」(石巻市)が企画段階から協力し、撮影などを担当した。
カレンダーはB4判サイズで、壁などに掛けて使う月めくりタイプ。ことし12月から来年12月まで、20~30代の12人が登場する。漁師のほか、加工業者や鮮魚店の2代目、魚市場の仲買人ら幅広く取り上げた。
コンセプトは「若い女性に海の男のかっこよさを伝える」。船上などで漁や魚の生きじめといった作業をする姿を活写し、背景に朝日や夕焼け、荒々しい海などを写し込んだ。
若手水産業者の名前や仕事内容、所属する船などの紹介のほか震災後の復旧状況などの説明文も添えた。
カレンダーの売り上げの一部は、フィッシャーマンが若者向けに実施している水産業の担い手育成事業に活用される。
フィッシャーマンの島本幸奈さん(24)は「水産業に関心のなかった人にも、どんな世界なのかを知ってもらい、魅力を感じてもらえたらうれしい」と話す。
4500部を印刷。税込み1706円。全国の書店やインターネットなどで購入できる。連絡先は内外出版社03(3833)2571。

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