三陸ジオパーク、さかなクンがギョ紹介 推進協議会が動画公開

青森県八戸市から宮城県気仙沼市まで三陸海岸の世界ジオパーク(地質遺産)登録に向け、岩手、青森両県と沿岸市町村など36団体でつくる「三陸ジオパーク推進協議会」は19日、タレントで東京海洋大客員准教授のさかなクンが三陸ジオパークを紹介する動画の公開を始める。
 動画は総合編(約17分)と久慈、宮古、釜石、大船渡、陸前高田の各地域編の計6種。
 総合編では、小袖海岸(久慈市)や北山崎(岩手県田野畑村)など各ジオサイトの成り立ちや生息する動植物、三陸ジオパークの役割などを紹介。さかなクンは、三陸の入り組んだ地形と多彩な魚介類を感情豊かに説明する。
 さかなクンは東日本大震災で被災した久慈市の水族館の「応援団長」として三陸地域と縁があり、出演を依頼したという。協議会の下向武文事務局次長は「動画で三陸ジオパークを理解してもらい、多くの人に実際に訪れてほしい」と話す。
 動画は協議会ホームページで公開するほか、浄土ケ浜ビジターセンター(宮古市)など沿岸9市町村の13施設で視聴スペースを設ける。

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