三陸ブランド化 ビジョンを議論

東日本大震災で被災した三陸地域の水産加工業の活性化に向け青森、岩手、宮城3県や復興庁が連携する「三陸地域水産加工業等振興推進協議会」は20日、ブランド価値向上の方策を探る検討委員会を仙台市青葉区の東北経済産業局で開いた。
地域や商品のブランド化に携わってきた静岡県立大経営情報学部の岩崎邦彦教授が講演。都市や企業の戦略を紹介し「地名を聞いてイメージが浮かばない地域は消費者に選ばれない。関係者がベクトルを合わせ、ブランドの明確な軸を決めることが重要」と訴えた。
委員による意見交換があり「魚種をしぼってブランド化するのは難しい」「魚種の豊富さと荒々しい海岸線の風景をPRすべきだ」などの意見が出た。
検討委は水産加工業の経営者や学識経験者ら7人で構成し、年度内にブランド化のビジョンをまとめる。

タイトルとURLをコピーしました