国が2021年度の全線開通を目指す三陸沿岸道(仙台-八戸)のうち、気仙沼市内で建設が進められている気仙沼湾横断橋の愛称について、市は「かなえおおはし」に決定した。
市によると「かなえ」には、気仙沼湾の古くからの呼称である「鼎(かなえ)が浦」と、夢や希望を「かなえる」の二つの意味を込めた。
市は10月下旬~11月上旬、市内在住や出身などゆかりのある人から愛称を公募。市内商工・観光関係者や地元高校生ら17人でつくる選考委員会を11月に2回開き、応募があった552件の中から審査で決めた。
愛称は橋上の標識に正式名称の「気仙沼湾横断橋」と併記し、市が発行するパンフレットなどにも記載する。
市計画・調整課は「気仙沼らしく、東日本大震災からの復興の象徴にもふさわしい愛称。市内外に浸透するよう、多くの人に使ってほしい」としている。