世帯所得平均548万円、前年比10万円増 厚労省調査

2011年の世帯ごとの平均所得(税金・社会保険料の差し引き前)は548・2万円で、前年より約10万円増えた。厚生労働省が4日に公表した国民生活基礎調査でわかった。ただ、ピークだった94年の約664万円と比べると8割ほどにとどまる。昨夏に「生活が苦しい」と答えた世帯は前年に続き6割を超えた。
 調査は、原発事故の被害が大きい福島県以外で昨年夏に実施。平均所得は、65歳以上の人のみが中心の高齢者世帯では303・6万円、児童(18歳未満の未婚者)がいる世帯では697万円だった。所得の分布別で見た割合は、300万~400万円未満が13・4%でもっとも多く、平均額以下の世帯が6割を超えた。

タイトルとURLをコピーしました