アクサルタは、2014年の世界における自動車人気色調査報告書を発表した。人気色トップはホワイト。またホワイトやブラック、グレーなどを除いた「有彩色」ではレッドやブルーが人気であることなどを明らかにしている。
■ホワイトが4年連続トップ 一部では減少
調査によると、2014年の世界の車市場におけるホワイトの割合は29%で、4年連続の人気トップとなった。調査対象の11の国・地域別でみても、インド 以外では1位となっている。中でも人気が高いアフリカでは45%、南米では37%を占めた。北米は25%で前年比1%減、欧州では27%で同2ポイント減 少した。日本では31%で、8年連続のトップとなっている。
■2位ブラック 中国で高級車人気
世界人気2位はブラックで、19%の割合を占めた。国・地域別で見てもほとんどで2位または3位につけており、その割合は12~24%だった。中国では高級車でのブラック人気が高く、24%を占めている。インドでのみ、3%と低い割合にとどまった。
■3位シルバー 新興国で人気
世界人気3位はシルバーで、その割合は14%だった。ほとんどの国・地域で2~4位につけている中、インドでは1位で31%を占めた。ほか人気が高いのは南米23%、アフリカ17%などで、新興国での人気が比較的高いことがわかる。
■レッドやブルーなどの「有彩色」では
世界全体での有彩色の割合は26%だった。その中での人気1位はレッドで9%を占め、次いでブルー(6%)、ブラウン/ベージュ(5%)と続く。国・地域 別でみると、レッドはアメリカ大陸で人気が高く、メキシコ(13%)、北米(12%)、南米(11%)だった。一方、レッドよりもブルーの人気が高いのは 欧州(9%)やロシア(10%)、日本(8%)など。
調査は5つの地域(北米、南米、欧州、アジア、アフリカ)及び6か国(ロシア、中国、インド、メキシコ、日本、韓国)を対象に実施された。